こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
前回に引き続き、8つ目のテーマである「経穴・鍼灸治療」について解説致します。
【妊娠しやすい身体作り~9つのコツ】
●食生活の見直し~身体を温める食事/冷やす食事
●体温を上げ、基礎代謝を高める
●足湯・半身浴
●服装・室内環境の見直し
●有酸素運動の進め
●サプリメントの摂取と見極め方
●漢方治療
●経穴(ツボ)刺激・鍼灸治療
●心の調和とイメージングの力
西洋医学では、不妊の原因を局部的な体の部位に
特定して治療を実施ます。
これに対し、鍼灸は個別対応による治療を
行うことになります。
各個人の体質は、「肥満気味」「痩せている」「身体が
冷たい」「身体が固い」「ストレスの度合い」「年齢」
など様々です。
冷え体質一つをとっても、「手が冷えている」「足が冷えている」
「お腹が冷えている」など、体の異常を生じている内容もバラバラです。
そのため、鍼灸においては、「不妊に効くツボは、これとこれ」というように
治療する場所を断定することはありません。
つまり、一律に同じツボを刺激して、治療を行うという
考えはないのです。
不妊治療は、そもそも患者さんの不調の原因を明確に特定できないと、
効果的な治療を行うことが出来ず、効果も半減してしまいます。
西洋医学の一律的な治療では改善できなかった問題でも、
鍼灸治療においては、患者さん一人一人の体質に合わせて
治療を行うため、その治療効果が、近年、注目されるように
なったのです。
又、鍼灸治療は、生殖器官の免疫力を高めると
同時に生殖器官を若返らせる効果が期待できます。
中には、体外受精をご検討されている女性の間で、「妊娠の確率を
より高めたい」という理由で鍼灸を並行して、治療されるケースが
増えています。
このように、西洋医学では不妊の原因が特定出来ないと診断されても、
東洋医学においては、不妊の根本原因を特定できることが多いのです。
鍼灸治療は、患者さんの不調の原因を特定し、その人の体質にあった
治療を行うことに目的があります。
不妊に鍼灸が効果的と言われる背景には、このような
理由があるのです。
当院においても、東洋医学における伝統療法を用いて不妊体質を改善し、
妊娠に適した本来の元気な身体を作ることを目的としております。
(続く)