こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
『不妊症』の定義をご存じですか?
以前に、「半年間、頑張っても妊娠できません」
と言われた患者さんがおりました。
実はこのケースは、不妊症の定義に該当しません。
又、1年に数回しか性交渉を行っていない夫婦に
ついても、不妊症とは言えない面があります。
では、不妊症の定義とはどうゆうことでしょうか?
不妊症は、『適切な性交渉を行っていつつも、
2年間妊娠できない状態』と定義されております。
そして現在、日本では少子化問題が深刻になりつつ
あります。
少子化の原因は、
「未婚の男女が増えている」
「結婚の晩婚化」
「収入の問題で子どもを産めない」
などがありますが、この他にも20代の若い世代にも
関わらず、妊娠できない夫婦が増えていることも
見逃せない事実です。
今では、『10組のうち1組が不妊症』と
言われているのです。
近代医学における不妊治療の技術は、まさに日進月歩ですが、
妊娠できないカップルが年々増えております。
つまり、西洋医学がどんなに進歩しても、根本的な
原因を解決しない限りは、不妊症の患者さんを
減らすことはできないことになります。
今後は、西洋医療的なアプローチは出来るだけ省き、
東洋医学的な方面から、自然妊娠を実現する
コツについて説明してまいります。
(続く)