こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」神経が
あることを、前回説明解説しました。
この二つの神経が、バランスを保つことによって、
女性は、ホルモンバランスを維持できると共に、
妊娠に適した身体の状態を保つようになります。
このうち交感神経は、「目覚めている時」「活発に
活動している時」に働く神経です。
交感神経が活発に働くと、心拍数と血圧を高め、
身体にエネルギーが溢れてくるような状態になります。
交感神経は、朝の目覚めと共に次第に活発に働くようになり、
昼にピークになり、夜が近づくとその働きが低下するようになります。
もし、この交感神経の働きが起きているときも弱い状態だと、昼の時間に
、だるさ、無気力、倦怠感、集中力の低下などが生じるようになります。
会議中や車の運転中に眠くなったりするのは、交感神経の働きが
弱まったことに原因があります。
又、交感神経は、身体を動かしているときだけに
活発に働くわけではありません。
身体を動かしていなくても、極度な緊張状態、強い不安を
感じているときにも、強く働きます。
現代は、ストレス社会であり、何もしていなくても
一日中、強いストレスや不安を感じている方も多いようです。
そして、夜遅くまで仕事をしているケースも多く、交感神経が
一日中働き、副交感神経の活動が低下しやすい傾向にあります。
人間が健全な生活をしていくためには、起きているときに
交感神経が適度に働いている必要があります。
しかし、常に臨戦態勢のような精神状態が長く続いてしまうと、
夜になっても副交感神経が働かず、イライラ・感情の起伏などを
起こしやすくなります。
このように、現代人は、交感神経が常に活発に働きすぎる傾向が
強いため、副交感神経の働きが低下しがちになります。
そのため、この副交感神経の働きを意図的に
高める必要があるように思います。
次回は、副交感神経について解説いたします。
すずらん鍼灸院
大島宏明
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