こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、排卵のメカニズムについて、
詳しく解説していきたいと思います。
女性の体内には二つの卵巣が存在します。
卵巣は、縦2cm、横3cmほどの大きさで、
子宮の左右両側に一つずつ、存在しております。
その二つのうちの一方の卵巣内で、一つの卵子が成熟し、
その後、卵巣の外へ排出されるようになります。
このような女性の生理現象は『排卵』と呼んでおりますが、
この排卵には一定のメカニズムがあります。
まずは、脳内に存在する下垂体から、「卵胞刺激ホルモン(FSH)」
と呼ばれるホルモンが分泌されます。
卵胞刺激ホルモンは、血液中に入り、心臓を経由して、
卵巣まで運ばれるようになります。
そして、卵巣に届いた卵胞刺激ホルモンに刺激されて、
10~20個程の卵胞が育ちます。卵胞が育つと、次に
エストロゲンと言われるホルモンが分泌されるようになります。
このホルモンが一つの卵胞を刺激し、卵胞が破けて
卵子が生まれ、卵子が卵巣の外に排出されるように
なります。
少し、専門的な解説になりましたが、簡潔に排卵のメカニズムを
説明するとこのようになります。
排卵は、一方の卵巣に継続して起こることもあれば、
左右交互に起こることもあります。
そして、「ホルモンバランスが乱れると、排卵にも悪影響
を及ぼす」と言われます。
これは、先ほど解説したメカニズムのとおり、
ホルモン分泌と卵子を作ることには深い関係があるからに
他ならないからです。
(次回に続く)