こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

顕微授精は、体外受精と同様に高度生殖医療の一つです。

顕微授精は、ICSI（イクシー法）とも呼ばれ、
体外受精で妊娠出来なかった場合の次のステップとして
として行われることが多いです。

なお、極度の男性不妊の場合は、体外受精を行わずに、
顕微授精を行うこともがあります。

顕微授精は、医学的には体外受精と同じ分類として
扱われています。

体外受精は、体外へ採取した卵子に精子を振り掛け、
受精させる方法を言います。

これに対し、顕微授精は、精子と卵子を体外に
取り出して受精させることは体外受精と同じですが、
体外受精と独立した治療法として分類しています。

顕微授精を簡単に説明しますと、極細の筒状の針に
精子を一つ注入し、それを直接卵子に刺して、妊娠を
促す方法を言います。


（画像：メディカルイラスト図鑑）

精子を卵子に注入するときに顕微鏡が使われることから、
「顕微授精」と呼ばれるようになりました。

顕微授精は、体外受精の流れから開発された新しい
不妊治療法と言えます。つまり、『体外受精の進化系』
といえる最新の不妊治療になります。

もう一つ、顕微授精の大きな特徴を上げると、精子一つあれば
妊娠できる確率が高まったということです。

そのため、精子の数が極度に少ない男性、あるいは極度の
男性不妊の場合でも、妊娠の可能性が高まったことで、
大変注目されるようになったのです。

このように顕微授精は、直接、一つの精子を一つの卵子に
注入することになるため、体外受精よりも妊娠する確率が高い
と認識されています。

ただし、顕微授精にかかる治療費は、体外受精よりも
高くなります。

(続く）

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