これまでに体外受精の成功率、体外受精を行うことのできる
医療機関とその費用について説明しました。

体外受精は一般不妊治療と違い、治療を受ける段階になると、
大きな抵抗を感じるかと思います。

体外受精を決意するかどうかについて、大きなハードル
になるのが、次の二つになります。

■費用が高すぎる
■妊娠の成功率が低い

体外受精は自由診療のため保険が適用されません。
同じ治療を行っても病院側は10万円で請求することもできれば、
100万円を請求することも自由診療は可能です。

多くの医療機関では、体外受精に大きな費用がかかり、
複数回の体外受精を行うことも多いです。

治療が長引けば、それだけ経済的負担が大きくなるのです。

また、体外受精は必ず成功するというわけではありません。
年齢を重ねるに連れ、体外受精の成功確率は下がります。

35歳以降では成功確率は50%以下となり、40歳では20
%以下と低くなります。

年々、成功確率が高まっているとは言え、未だに成功確率は
決して高いというわけではないのです。

さらに治療時のプレッシャーやストレス、薬の副作用
などを心配する方もいます。

このように体外受精には、様々なハードルがあることから、
治療をためらう方が多いです。

ここで重要になるのが「どの病院を選ぶか」です。

まずは、「できるだけ安い医療機関」を選びたいと
考える方が多いです。

公立病院では、一部20万円台で行えるところも
あると聞きますが、治療費が低いほど、一人当たりに
かける治療時間が短いため、個人へのケアが不足し、
人員配置も手薄になります。

不妊治療を専門として行っている医療機関と比較して、
やはり見劣りする面があると思われます。

このように、治療費が安い医療機関は、成功確率が
それだけ低いのではないかと思われます。

何のために治療を行うかといえば、赤ちゃんを授かるためです。

治療費が高くても、妊娠成功率が高く、評判のよい先生
を選びたいと思うのが大部分のようです。


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