こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回は、6つ目のテーマ『低温期が長い』パターンについて解説します。

基礎体温グラフの様々な波形パターン

1.高温期が長すぎる
2.高温期が短い
3.高温期の体温が低い
4.高温期への移行に時間がかかる
5.高温期がM字型になる
6.低温期が長い
7.理想型

***

始めに『低温期が長い』グラフと、理想とされる
基礎体温グラフを見較べてみましょう。

低温期が長い
chart

理想的な基礎体温グラフ
chart

理想的なグラフでは低温期の日数は、14日前後
となっております。

低温期の問題ない日数の範囲については、個人差もあるため
一概にいいきれない面もあります。

第一に言えることは、低温期よりも高温期の日数がより重要な
要因になるということです。

例えば、低温期が多少長くても、安定した高温期
の日数があれば、さほど問題はありません。

低温期が長く続いたとしても、高温期が10日以上あれば
一般的には問題ない範囲
と言われています。

※高温期が9日以下であれば、黄体機能不全の
可能性が疑われます。

またもう一点、確認しなくてはならないことは、
生理周期の日数です。

高温期が10日以上続いたとしても、低温期が長く、
トータルの生理周期が長すぎる場合には、稀発
月経の可能性が疑われます。

稀発月経とは、生理周期が長すぎるため、年に数回しか
生理が起こらない症状を言います。

稀発月経の目安となる生理周期は、39日以上と言われています。

生殖機能の異常が原因で稀発月経が起きている場合、
放置しておくと生理周期がどんどん長くなる場合があります。

生理周期が39日以上でも妊娠する方もいますが、
39日以上の生理周期が何度も続く場合には、
一度は専門医による診察を受けられた方が無難かと思います。

また、生理周期が長くなる現象は、年齢的な要因もあります。

ただ、生殖機能は、年齢とともに衰えていくので、加齢による
生理周期が長くなる現象はなかなか止められないと
思います。

高齢出産を望まれる女性は、生殖機能を老化させない
工夫
が必要となります。

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