こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
前回、解説た交感神経と副交感神経の働きを比較すると、
副交感神経の働きこそが重要で、副交感神経の働きを活性化
させればよいと誤解されがちになります。
しかし、交感神経の働きが弱くなりすぎることも問題です。
もし、副交感神経が一日中働いていると、昼間の仕事時間に
いつも眠い状態になり、社会生活そのものが成り立たなくなります。
交感神経、副交感神経の双方が、必要なときに
バランスよく働いてくれることが最も望ましいと言えます。
近年、深夜仕事や深夜番組の影響により、夜型生活
の人がずいぶん増えるようになりました。
そのため、眠る時間になっても副交感神経が働きにくくなり、
不眠症の人が増えるようになったのです。
こういった影響の背景には、副交感神経の働きの低下が
大きな原因の一つとなっております。
現代の日本人は、一般的に交感神経が働きすぎて、
副交感神経の働きが弱い傾向にあります。
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これまで解説してきたように、自律神経の乱れを
簡単に述べれば、「副交感神経と交感神経のバランスの
乱れ」になります。
そして、自律神経は、脳や脊髄などの中枢神経と
密接な繋がりがあり、中枢神経は全身の隅々まで
くまなく信号を送っております。
つまり、自律神経が乱れると中枢神経の働きが乱れる
ようになり、身体全体に様々な体の不調を引き起こすように
なります。
その影響により、妊娠にとって大切な機能である
ホルモンバランスにも悪影響を与えるように
なります。
ホルモンバランスが乱れると生殖機能が低下し、
排卵異常や基礎体温の乱れを生じるようになります。
そういった意味で、副交感神経の機能を高めることで、
健康な身体を維持し、妊娠に適した身体つくり
を行うことをお勧めしているのです。
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